【FP2級】固定利付債券

FP2級

みなさん、こんにちは。こんばんは。

いかがお過ごしでしょうか。本日は金融資産運用の分野から「固定利付債券」について勉強しました。

固定利付債券

固定利付け債権とは、一定額の利子定期的に支払われる債券のことです。

利回りは、固定利付け負債の場合、以下の計算式で求められます。

よって、債券の利回りは、「債券価格」「表面利率」「残存期間」の3つから決まります。

それから、債券価格については、債券市場から知ることができます。

また、債券価格と金利の関係は、「金利が上昇すれば債券価格は下落」し、「金利が下落すれば債券価格は上昇」し、逆相関の関係にあります。

逆イールド

通常は、保有期間が長いほど価格変動のリスクが高まるので高い利回りが求められ、金利水準は残存期間が長くなるほど高くなり、残存期間が短くなるほど低くなります。

しかし、過度な金融不安や急激な政策変動により短期金利が急騰したり、市場参加者が将来の景気後退や利下げを見込むような局面になると、長期債が買われるようになり、長期債の利回りが低下することになります。

その結果、短期金利が長期金利を上回る逆転現象が起きます。

これを「逆イールド」といいます。

過去問演習

FP2級過去問題 2013年9月学科試験 問24

問24. 一般的な固定利付債券の利回りや価格に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

  1. 逆イールドとは、他の条件が同じであれば、残存期間の長い債券の利回りよりも残存期間の短い債券の利回りの方が高い状況のことをいう。
  2. 他の条件が同じであれば、表面利率の低い債券よりも表面利率の高い債券の方が、金利の変動に対する価格変動幅は大きい。
  3. 他の条件が同じであれば、残存期間の短い債券よりも残存期間の長い債券の方が、金利の変動に対する価格変動幅は大きい。
  4. 一般に、市中金利の上昇は債券価格の下落要因となる。

 

回答を見ていきましょう。

1.→〇 その通りです。

2.→× 他の条件が同じであれば、表面利率の低い債券(低クーポン債)よりも表面利率の高い債券(高クーポン債)のほうが、金利の変動に対する価格変動幅は小さくなります。

3.→〇 その通りです。

4.→〇 その通りです。

よって、答えは2です。

最後に

さて、固定利付債券について勉強しました。

通常のイールドもわからないのに逆イールドとは?と思いますが、イールドはyieldで日本語にすると投資による収益のことです。

通常は長期の方が収益(yield)が多くなるように利回りが高く設定されますが、短期の方が収益(yield)が多くなることを通常とは異なるという意味で、”逆”yieldとおそらく呼んでいるようですね。

 

※ちなみに

私は下記の教材のみで勉強しております。



「みんなが欲しかった!FPの教科書2級・AFP 2023-2024年(TAC出版)」

不合格の場合は教材を追加予定です。

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