みなさん、こんにちは。こんばんは。
いかがお過ごしでしょうか。本日は商業簿記の分野から「前受金」について勉強しました。
前受金
商業簿記の前受金の仕訳とは、商品やサービスを販売する前に、代金の一部を手付金や内金として現金で受け取った場合に使用する仕訳のことです。
この仕訳は、受け取った代金に対する商品やサービスの提供義務を表す負債として、前受金という勘定科目で処理(貸方に前受金を記入)します。
商品やサービスの提供後は前受け金を減少(借方に前受金を記入)させます。
先に20円くれたら〇〇を買ってくるから帰ってきたら残りの80円を頂戴ねという感じですね。この時の20円が前受金だね。
過去問
第146回簿記1級過去問題 商業簿記 [資料2] より一部抜粋
1.ソフトウェアの制作に係る売上高は、進捗率にもとづいて計上する。
① ソフトウェア仮勘定に計上しているソフトウェア制作費には、研究開発活動に関連するもの5,000千円が含まれていた。
② ソフトウェアの受注金額は800,000千円であり、当期までの累計の進捗率は60%、前期までに計上した売上高は220,000千円であった。売上高に対する未収入額は、売掛金として計上する。
③ 前受金50,000千円は、ソフトウェアの受託制作に関連する顧客からの入金額である。
研究開発費とソフトウェア売上高についてそれぞれ仕訳していきましょう。
研究開発費
借方 | 貸方 |
(研究開発費) 5,000 | (ソフトウェア仮勘定) 5,000 |
ソフトウェア売上高
借方 | 貸方 |
(前受金) 50,000 | (ソフトウェア売上高) 260,000※1 |
(売掛金) 210,000※2 |
※1 800,000千円×60%-220,000千円=260,000千円
※2 260,000千円-50,000千円=210,000千円
※1は「ソフトウェアの受注金額×進捗率-計上済売上高」。※2は「ソフトウェア売上高-前受金」で求められそうですね!
最後に
さて、前受金について勉強しました。
まずはここから簿記1級試験勉強の第一歩ということで、これから一歩一歩積み重ねていきたいと思います。
※ちなみに
私は下記の教材のみで勉強しております。
少しずつ教材を追加予定です。