皆さん、こんにちは。こんばんは。
いかがお過ごしでしょうか。最近は花粉の量が増えてきて、頭がぼーっとしてくるようになりましたね。そんな時は乳酸菌を摂取すると症状がやわらぐみたいですよ。本日は商業簿記の分野から「減価償却費(定額法)」について勉強しました。
減価償却費(定額法)
商業簿記の減価償却費(定額法)とは、有形固定資産(土地を除く建物や機械など)の経年劣化による価値の減少を費用として計上することです。
減価償却費の計算方法には定額法や定率法などがありますが、本日は定額法について学習しました。
定額法とは、毎期同じ金額(定額)を原価償却していく方法です。定率法とは、毎期同じ償却率を減価償却していく方法です。
ちなみに定率法とは、毎期同じ償却率を減価償却していく方法です!
減価償却費(定額法)の計算方法
定額法による減価償却費の計算式は以下のようになります。
減価償却費=(取得原価ー残存価格)÷耐用年数
ここで、それぞれの用語は以下のことを表します。
- 取得原価・・・固定資産そのものの代金に付随費用(手数料など)を加えた金額
- 耐用年数・・・固定資産の使える年数を合理的に見積もったもの
- 残存価格・・・耐用年数を使い切った固定資産の処分価格
残存価格が0の時は単純に取得原価を耐用年数で割れば求められますね!
逆に、残存価格があるものについては、しっかり引き算することを覚えておきましょう!
減価償却費(定額法)の例題
下記の例題を解いてみましょう。
取得原価 | 1,000,000円 |
耐用年数 | 10年 |
残存価格 | 100,000円 |
この時、上記機械の減価償却費を定額法で求めましょう。
減価償却費=(取得原価ー残存価格)÷耐用年数
=(1,000,000円-100,000円)÷10年
=90,000円/年
よって、減価償却費は90,000円/年となります。
簿記1級では、「減価償却累計額」という勘定科目を使って、固定資産の価格から差し引くことで帳簿価格を表す”間接法”で出題されることも多いので、あわせて確認しておいてください!
過去問
第146回簿記1級過去問題 商業簿記 問題より一部抜粋・改題
[資料2] 決算整理事項その他財務諸表作成に必要な資料
3.ソフトウェアは、無形固定資産に計上し、5年間にわたり、残存価額をゼロとする定額法によって償却を行っている。試算表におけるソフトウェア80,000千円のうち、20,000千円は、20X5年7月1日に計上されたものである。その他は、20X3年1月1日に計上されたものである。この時、20X5年末のソフトウェアの減価償却費を求めてください。
回答を見ていきましょう。
答えは
原価償却費=22,000千円
最後に
さて、減価償却費について勉強しました。
ちなみに、上記過去問の仕訳を記入すると、借方:(ソフトウェア償却額) 22,000 、貸方:(ソフトウェア) 22,000 (単位:千円)となりますのであわせて確認しておくと良いと思います。引き続き頑張りましょう。
※ちなみに
私は下記の教材のみで勉強しております。
合格するための過去問題集 日商簿記1級 ’24年6月検定対策(TAC出版)
解説が丁寧で大変わかりやすいです。
今後も少しずつ教材を追加予定です。
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参考にしたWebサイト
最後に、本記事を執筆するに当たって参考にしたWebサイトを記します。
- https://www.cpa-learning.com/column/boki/syokyaku/
- https://getannet.com/level-3-depreciation-459.html
- https://advisors-freee.jp/article/category/cat-big-05/cat-small-14/13377/