皆さん、こんにちは。こんばんは。
いかがお過ごしでしょうか。私は先日、八重洲ミッドタウンに行ってきました。久しぶりの東京駅周辺でしたが、地下がものすごく広くなっている気がしました。おしゃれなご飯屋さんがたくさんあってランチをどこで食べようか迷いますね!
本日は、原価計算の分野から「マークアップ率」について勉強しました。
マークアップ率
マークアップ率とは、原価に対する利益の割合を表す指標です。
原価を基準として、その原価に何%の利益を付加して販売するかを示します。
計算式は以下の通りとなります。
マークアップ率=(利益÷原価)×100
“mark up”は”値上げする”という意味で使われます。ここでは商品の原価に対して利益を上乗せすることから、”利幅”、”マージン”などと考えるとわかりやすいですね!
マークアップ率の例題
下記の例題を解いてみましょう。
原価 | 1,000円 |
商品販売価格 | 1,200円 |
この時、この商品のマークアップ率を求めましょう。
利益=商品販売価格ー原価
=1,200円ー1,000円
=200円
マークアップ率=(利益÷原価)×100
=(200円÷1,000円)×100
=20%
よって、マークアップ率は20%となります。
この場合、原価の20%の利益を付加して販売しているということですね!
過去問
第146回簿記1級過去問題 原価計算 第2問 ⑤より一部抜粋・改題
第2問 次の⑤の文章の正誤を回答しなさい。
⑤製品単位当たりの総原価(製造原価、販売費及び一般管理費の合計額)が2,400円のとき、コスト・ベースを総原価とすれば、売上高営業利益率20%を達成するためのマークアップ率は25%である。
回答を見ていきましょう。
答えは
⑤正しい。
最後に
さて、マークアップ率について勉強しました。
改めて、マークアップ率の計算では、利益を原価で割って求めることを覚えておきたいと思います。過去問では、具体的に総原価の値が与えられていたので、確認のために具体的に数値を代入して検証してみるのも良いと思います。
また、マークアップ率が高い産業は、装置産業型や高付加価値型の産業で、逆に、価格競争が激しい日用品を扱う産業では、マークアップ率は低い傾向にあるということも合わせて覚えておくと良いと思います。引き続き頑張りましょう!
※ちなみに
私は下記の教材のみで勉強しております。
合格するための過去問題集 日商簿記1級 ’24年6月検定対策(TAC出版)
解説が丁寧で大変わかりやすいです。
今後も少しずつ教材を追加予定です。
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参考にしたWebサイト
最後に、本記事を執筆するに当たって参考にしたWebサイトを記します。
- https://会計.tokyo/archives/2111
- https://basixs.com/tools/wiki/markup-rate/