【中小企業診断士】アンゾフの成長ベクトル

アンゾフの成長ベクトル 中小企業診断士

みなさん、こんにちは。こんばんは。

いかがお過ごしでしょうか。
蝉の鳴き声にも耳が鳴れてきて、日が沈んだ後のお散歩が楽しい季節になってきましたね🌆。
私は二子玉川の109シネマズでインサイド・ヘッド2を見てきました。私の頭の中も映画のように様々な感情たちがいて、それぞれの調和によって成り立っているのかな?と考えると面白いと思いました。

二子玉川で飲んだサザコーヒーは、香りが強くて美味しいうえに、後味がスッキリしていて飲みやすくて、おすすめです。
勉強のお供にぜひ、一杯どうぞ☕。

本日は、「アンゾフの成長ベクトル」について勉強しました。

アンゾフの成長ベクトル

 アンゾフの成長ベクトルは、企業が成長するための戦略を考える際に使われるフレームワークです。

これは、製品と市場の2つの軸を「既存」と「新規」に分けて、以下のように4つの成長戦略を示します。
アンゾフの成長ベクトル

このフレームワークを使うことで、企業は自社の成長戦略を体系的に考えることができます。

それでは、それぞれの戦略の詳細を見ていきましょう。

うみおん
うみおん

ちなみに、アンゾフさん(イゴール・アンゾフ)は、ロシア系アメリカ人の応用数学者および経営学者で、「戦略的経営の父」として知られています。1918年12月12日生まれで、ブラウン大学で応用数学の博士号を取得しています。2002年7月14日に83歳で亡くなりましたが、現在も理論やフレームワークが多くの企業や経営者に影響を与え続けています。すごい方ですね!!

市場浸透戦略

 市場浸透戦略は、ペネトレーション戦略とも呼ばれ、既存の製品既存の市場にさらに浸透させる戦略です。

例えば、広告や販売促進活動を強化して、現在の顧客に多くの商品を購入してもらう方法です。

これにより、企業は現在の市場でのシェアを拡大することができます。

具体例:飲料メーカーが既存のコカ・コーラ 500mlペットボトルの広告キャンペーンを強化し、販売促進活動を行う。
コーラ

製品開発戦略

 製品開発戦略は、既存の市場に対して新しい製品を開発・提供する戦略です。

例えば、現在の顧客層に新しい機能やデザインの製品を提供することです。

これにより、既存の顧客に既存製品の改良品や新バージョンのリリース品を販売することで売上を増加させることができます。

具体例:スマートフォンメーカーが新しいモデルのスマートフォンを既存のスマートフォン市場に投入する。
スマートフォン

市場開発戦略

 市場開発戦略は、既存の製品新しい市場に展開する戦略です。

例えば、国内市場で成功した製品を海外市場に輸出することです。

これにより、新しい市場に既存の製品を展開することで、地理的な拡大や新しい顧客セグメントの開拓で売上を増加させることができます。

具体例:国内で成功した食品メーカーのカップヌードルが海外市場に進出する。
カップヌードル

多角化戦略

 多角化戦略は、新しい製品新しい市場に投入する戦略です。

既存の事業と関連性のある新事業を行う関連多角化と、全く新しい分野への進出を行う非関連多角化があります。

これにより、新しい市場新しい製品を投入し、リスクを分散させることができます。

関連多角化の具体例:既存の事業とシナジー効果が期待できる新事業に進出するために、液晶テレビやオーディオスピーカー、カメラなどを手掛けてきた電気機器メーカーがスマートフォンの開発に新出する。
SONY

非関連多角化の具体例:全く新しい分野への進出を試みて、コンビニエンスストアの出店を行っている商社が銀行事業に進出する。
コンビニ

成長戦略の具体的活動

 実際の事例企業では、成長戦略の具体的活動として、下記のような内容が含まれます。

文章を読むことで成長戦略について書かれていることを気付けるようにしましょう。

・新用途の発見
・新技術の開発
・未開拓市場の開拓
・他業種との提携
・M&A
・多角化

うみおん
うみおん

売上増加や経営リスク分散といった効果も合わせて覚えると良いですね!

最後に

 さて、アンゾフの成長ベクトルについて勉強しました。

改めて、アンゾフの成長ベクトルでは、①使用浸透戦略、②製品開発戦略、③市場開発戦略、④多角化戦略の4つを製品・市場マトリクスから思い出せるように、しっかりと覚えて置きたいと思います。

また、アンゾフの成長ベクトル(Ansoff Matrix)以外にも、戦略フレームワークは、「SWOT分析」、「PEST分析」、「3C分析」、「ポーターのファイブフォース分析」、「VRIO分析」、「ビジネスモデルキャンバス」などもあることも合わせて覚えて置きたいと思います。

引き続き勉強を頑張ります。

※ちなみに
私は下記の教材を用いて勉強しております。

うみおん
うみおん

YouTubeと組み合わせることで目だけでなく耳を通しても理解を深めることができて、おすすめです!
今後も少しずつ教材を追加予定です!

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参考にしたWebサイト

 最後に、本記事を執筆するに当たって参考にしたWebサイトを記します。

  • https://www.keieitetsugaku.com/entry/2020/05/03/230050
  • https://kamiyan-study.com/rmc-business-strategy-study-mehod/
  • https://cert.stylemap.co.jp/bussiness/guiding-business-growth-what-does-a-small-and-medium-business-diagnostician-do/
  • https://www.j-smeca.jp/contents/002_c_shindanshiseido/001_what_shindanshi.html
  • https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%BE%E3%83%95
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