こんにちは、うみおんです🐶
今日のテーマは【期末商品の評価と棚卸減耗】です。
第三問の決算手続では、ほぼ毎年「期末商品の評価」が問われます。私も最初は「P/L期末商品棚卸高」と「B/S商品」がどう違うのか整理がつかず、解答を間違えがちでした。
今回は試験頻出の論点を、3つのパートで一緒に整理していきましょう✨
📌 この記事の要点
- 取得原価=購入代価+付随費用が原則です🔍
- 評価方法は4種類(個別法・先入先出法・平均原価法・売価還元法)💡
- 棚卸減耗損=原価×(帳簿棚卸数量-実地棚卸数量)📝
- P/Lは帳簿数量、B/Sは実地数量で表示します✨
1. 取得原価と評価方法の整理
1-1. 取得原価は「購入代価+付随費用」
棚卸資産の取得原価は、原則として購入代価に付随費用を加えた額で算定します。
付随費用には、引取費用(運賃・送料)、購入手数料、関税などが含まれます。「引取運賃」「仕入諸掛」とも呼ばれますね📝
「付随費用」という言葉に厳密な定義があるわけではないので、「商品を購入してから到着するまでに要した諸費用」というイメージで押さえておけば大丈夫です。
計算問題では特に指示がない限り、付随費用は必ず取得原価に算入します。「付随費用は支出時の費用」とする選択肢は誤りなので、引っかからないように気をつけてくださいね💡
1-2. 認められる評価方法は4種類
会計基準で定められている評価方法は4種類です。かつての「後入先出法」は現在は廃止されている点に注意してください🚫
| 評価方法 | 特徴 |
|---|---|
| 個別法 | 商品ごとに原価を把握 |
| 先入先出法 | 先に仕入れた分から払い出す仮定 |
| 平均原価法 | 総平均法・移動平均法の2方式 |
| 売価還元法 | 売価×原価率で一括計算 |
うみおん😉
最終仕入原価法は会計基準では認められていません。「会計基準上は認められない」のフレーズに反応できるとよいですね✨
2. 棚卸減耗の計算
2-1. 棚卸減耗とは「帳簿と実地の差」
棚卸減耗(たなおろしげんもう)は、実際の在庫数量が帳簿上の在庫数量より不足している状態です。保管中の紛失・盗難・蒸発などが原因で生じます💡
ここで意識したいのが、帳簿棚卸数量と実地棚卸数量の違いです。
帳簿棚卸数量は商品有高帳上の残高、実地棚卸数量は倉庫等で実際に数えた数量を指します。試験問題では「数量差異」「棚卸差異」といった用語で問われることもあるので、表現の揺れにも慣れておきましょう📝
2-2. 計算式は「原価×(帳簿-実地)」
計算式はとてもシンプルですが、確実に暗記しておきたいところです。
棚卸減耗損=原価 ×(帳簿棚卸数量 - 実地棚卸数量)
空欄補充の問題で頻出なので、3要素の位置関係をセットで覚えておきたいですね🎯 科目名は「減耗損」が基本ですが、テキストや問題によっては「減耗費」と表記される場合もあるので、両方に対応できるようにしておきましょう。
⚠️ 例題で確認 帳簿200個・実地190個・原価@100円なら、減耗損は @100円×(200-190)=1,000円、B/S商品は@100円×190個=19,000円です。
2-3. 期末商品BOXで視覚化しましょう
「期末商品BOX」は、タテ軸に単価、ヨコ軸に数量を取った長方形の図です。
外側=原価×帳簿数量が「P/L期末商品棚卸高」、内側=原価×実地数量が「B/S商品」を表します。差分が棚卸減耗損になります💡
仕訳としては、繰越商品勘定(または商品勘定)から商品棚卸減耗損勘定へ振り替えるイメージです。
後T/Bでは、商品棚卸減耗損を独立科目として残すパターンと、仕入勘定へ振り替えるパターンの両方があり得るので、問題文の指示を必ず確認してくださいね📝
うみおん📝
本番でもBOX図を下書きにサッと書けると正答率が上がります。必ず手を動かして覚えてみてください💡
3. P/LとB/Sの表示の違いに要注意
3-1. P/Lは「減耗控除前」、B/Sは「減耗控除後」
P/Lの期末商品棚卸高には、減耗を差し引く前の金額(原価×帳簿数量)を記載します。売上原価の内訳を明らかにするためですね。
一方、B/Sの「商品」は、もう存在しない減耗分を控除した原価×実地数量を記載します🎯
✅ 覚え方のコツ P/L=「あったはず」の帳簿数量、B/S=「今ある」実地数量。役割で覚えれば自然に整理できます。
3-2. 「原価性あり」と「売上原価の内訳項目」は別物
ここがひっかけポイントです。減耗損に原価性があるからといって、必ずしも売上原価の内訳項目として表示するとは限りません。
「売上原価の内訳項目とする」はP/Lの表示に関する指示、「売上原価に算入する」は帳簿上の処理に関する指示と、意味が違うんですよね📝
たとえばP/L上は内訳項目として表示する一方で、後T/B上は商品棚卸減耗損が独立科目として残っているケースもあります。問題文の指示と答案用紙の科目を、必ず両方確認してから処理を進めるのが安全です✨
うみおん😊
ここまでお疲れさまでした。BOX図を書く習慣がついた頃には、第三問の期末商品まわりはかなり安定しますよ🐶
4. まとめ:BOX図と表示先の対応を即答できるように
今回は期末商品の評価と棚卸減耗の論点を整理しました。
軸は3つ。「取得原価=購入代価+付随費用」「棚卸減耗損=原価×(帳簿-実地)」「P/Lは帳簿、B/Sは実地」です。
この3点が即答できると、第三問の決算整理パートで安定して得点できるようになりますよ✨慣れてきたら、商品評価損とのセット問題にもチャレンジしてみてください。
🎯 今日のキーポイント
✨ 取得原価=購入代価+付随費用。付随費用は必ず算入します。
✨ 棚卸減耗損は原価×(帳簿-実地)。BOX図で視覚化しましょう。
✨ P/Lは帳簿数量×原価、B/Sは実地数量×原価です。
今日も一歩前進ですね。一緒にコツコツ積み上げていきましょう🐶✨
復習のコツは「BOX図に金額を書き入れてから仕訳に落とす」流れを毎回踏むこと。手順を体に染み込ませると、第三問の決算整理パートで頭を悩ませる時間がぐっと減りますよ📝
※本記事は筆者自身の学習メモです。試験対策としては必ず公式テキスト・予備校教材で裏取りしてください。


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