【簿記1級】オペレーティング・リース取引

皆さん、こんにちは。こんばんは。

いかがお過ごしでしょうか。私は最近JTBパックツアーの安さに驚かされました。例えば博多に1泊2日で行こうとすると、飛行機とホテルを別々にとるよりも、パックでとると半額で行けてしまうのですね。。。驚きです！
本日は、商業簿記の分野から「オペレーティング・リース取引」について勉強しました。

オペレーティング・リース取引

オペレーティング・リース取引は、賃貸借取引に準じたリース取引です。

契約時に資産と負債の両建処理は行わず、支払いリース料は全額を費用として計上します。

オペレーティング・リース取引の例題

下記の例題を解いてみましょう。

備品リース契約日	X1年1月1日
リース契約	オペレーティングリース取引
リース期間	5年
年間リース料	10,000円（支払日は毎年12月末）
決算日	3月31日

この時、上記のリース契約の支払時、決算時の仕訳をしましょう。

X1年1月1日　契約　⇒　X1年3月31日　決算　⇒　X1年12月31日　支払い
という順番ですね。

リース料の支払日は12月末なので、決算時点でX1年1月1日～X1年3月31日までの3か月分のリース料が未払いです。これを当期の費用として見越形状します。

10,000円×3か月/12か月＝2,500円

　

仕訳は以下となります。

☆決算時（X1年3月31日）の仕訳

借方	貸方
（支払リース料）　2,500	（未払リース料）　2,500

☆翌期首（X1年4月1日）の仕訳

借方	貸方
（未払リース料）　2,500	（支払リース料）　2,500

☆支払い時（X1年12月31日）の仕訳

借方	貸方
（支払リース料）　10,000	（現金）　10,000

よって、回答は上記となります。

過去問

第146回簿記1級過去問題　商業簿記　問題より一部抜粋・改題

［資料２］　決算整理事項その他財務諸表作成に必要な資料

１．④当期に発生した支払リース料の20%はソフトウェアの受託制作に関連するものであり、ソフトウェア仮勘定に振り替える。

7．備品をオペレーティング・リースによって調達している。解約不能リース期間は、20X8年12月31日に終了する。年額のリース料は、18,000千円であり、毎年12月31日に後払いされる。なお、当社の追加借入利子率は、年4%である。

この時、ソフトウェア仮勘定を求めて仕訳てください。

　

回答を見ていきましょう。

答えは

ソフトウェア仮勘定＝3,600千円

仕訳は、

借方	貸方
（ソフトウェア仮勘定）　3,600	（支払リース料）　3,600

最後に

さて、支払リース料について勉強しました。

リースは、自社でリスクを保有して大きな投資をすることなく、環境の変化に応じて柔軟に開始・中止をできるという点がメリットですね。環境の変化が激しい時代には重宝される契約だと思いますので、仕訳方を覚えておきたいと思います。引き続き頑張りましょう！

　

※ちなみに
私は下記の教材のみで勉強しております。
合格するための過去問題集 日商簿記1級 ’24年6月検定対策（TAC出版）

解説が丁寧で大変わかりやすいです。
今後も少しずつ教材を追加予定です。

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参考にしたWebサイト

最後に、本記事を執筆するに当たって参考にしたWebサイトを記します。

• https://bkforworkers.com/2020/11/%e3%80%90%e3%81%93%e3%82%8c%e3%81%a7%e3%82%8f%e3%81%8b%e3%82%8b%ef%bc%81%e3%80%91%e7%b0%bf%e8%a8%982%e7%b4%9a%e3%80%80%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%82%b9%e4%bb%95%e8%a8%b3%e5%ae%8c%e5%85%a8%e8%a7%a3%e8%aa%ac/
• https://biz.moneyforward.com/accounting/basic/59827/
• https://www.s-l.co.jp/knowledge/kaikei.html
• https://inuboki.com/2q-syoubo-kouza/kobetu6-1/
• https://wwboki.jp/dokuboki/commercial-2kyu/finance-lease/