こんにちは、うみおんです🐶
今日のテーマは【手形の特殊な取引】です。基本の約束手形や為替手形は描けても、「自己宛」「自己指図」と言われると急に身構えてしまいますよね😅
私も最初は当事者の関係でこんがらがりました。今回は4つの論点に分けて、仕訳の考え方を一緒に整理していきましょう✨
📌 この記事の要点
- 自己宛為替手形は手形債務、自己指図為替手形は手形債権が発生💡
- 自分が振り出した手形が戻ったら、債務の消去か債権の取得かを見分ける
- 手形の更改は期日の延期で、延ばした分の利息を新手形に上乗せ
- 荷為替手形の割引料は手形売却損、手形にしない残額は売掛金
1. 当事者が2名になる特殊な為替手形 📄
為替手形は通常、振出人・名宛人(引受人)・受取人の3人が登場します。ところが、振出人が他の役割を兼ねると、当事者が2名で完結する特殊な形になるんですよね。
「当事者が2名」と聞くとイレギュラーに感じますが、振出人が引受人や受取人を兼ねているだけです。落ち着いて関係を追えば、決して難しくありません。
1-1. 自己宛為替手形(自分で振り出して自分で支払う)
振出人が自分自身を名宛人(引受人)にして振り出す手形です。つまり「振り出した自分が支払う」形になります。
結果として約束手形を振り出したのと同じ効果になり、振出人に支払手形(手形債務)が生じます。
たとえば買掛金300,000円の支払として自己宛為替手形を振り出すと、こう考えます👇
(借)買掛金 300,000 / (貸)支払手形 300,000
1-2. 自己指図為替手形(自分で振り出して自分が受け取る)
今度は振出人が自分自身を受取人にする手形です。相手が引受人(支払人)になります。
約束手形を受け取ったのと同じ効果になり、振出人に受取手形(手形債権)が生じます。売掛金250,000円の回収なら次のとおりです。
(借)受取手形 250,000 / (貸)売掛金 250,000
| 種類 | 振出人が兼ねる役割 | 振出人に生じるもの |
|---|---|---|
| 自己宛為替手形 | 名宛人(引受人) | 支払手形(手形債務) |
| 自己指図為替手形 | 受取人 | 受取手形(手形債権) |
うみおん😉
「自分が支払う側か、受け取る側か」をまず決めると、借方・貸方がスッと見えてきます。最初に立場を確認してみてください✨
2. 自己振出手形が戻ってきたときの処理 🔄
かつて自分が振り出した手形が、裏書きを重ねて自分の手元へ戻ってくることがあります。このときの処理が一番のヤマ場なんですよね。
基本は「立場を確認してから仕訳を切る」こと。ここを習慣にしておくと、応用問題でも迷いにくくなりますよ。
2-1. 自己振出の約束手形を受け取ったら
自分が支払うはずだった手形が戻ってきたので、支払う義務が消えます。つまり支払手形を消去します。
(借)支払手形 200,000 / (貸)売掛金 200,000
2-2. 自己振出の為替手形を受け取ったら
為替手形は引受人が自分以外なので、代金を受け取る権利が新しく生まれます。だから受取手形を計上します。
見分けるカギは「誰が引き受けているか」です。引受人が自分なら債務の消去、他人なら債権の取得と覚えてみてください💡
| 戻ってきた手形 | 引受人 | 処理 |
|---|---|---|
| 自己振出の約束手形 | 自分 | 支払手形を消去 |
| 自己振出の為替手形 | 他人 | 受取手形を計上 |
うみおん📝
試験ではこの「出戻り手形」が本当によく狙われます。約束手形か為替手形かで結論が逆になるので、必ず手を動かして確かめてみてください💡
3. 手形の更改(期日の延期)📝
支払人の資金繰りの都合で、手形の期日を延ばしてほしいと頼まれることがあります。これが手形の更改です。
古い手形を回収し、新しい期日の手形と差し替えます。延期した分の利息を新手形の額面に含めるのがポイントなんですよね。
3-1. 受取人側の仕訳イメージ
旧額面520,000円に利息2,600円を上乗せすると、新手形は522,600円になります。利息は受取利息で受け取ります。
(借)受取手形 522,600
/ (貸)受取手形 520,000・受取利息 2,600
⚠️ ひっかけ注意 借方・貸方ともに受取手形が出てきますが、利息が絡むので「仕訳なし」にはできません。相殺せず、きちんと両建てで記録します。
支払人側は、借方・貸方ともに支払手形で処理し、利息は支払利息で扱います。立場が変わっても、旧手形を新手形に置き換える考え方は同じですね。
4. 荷為替手形と未着品 🚢
遠方の得意先から代金を早めに回収する手段が荷為替(にがわせ)手形です。商品の発送とほぼ同時に資金を回収できます。
4-1. 取り組む側(売り手)の処理
商品を発送し、船荷証券を担保にして銀行へ為替手形を買い取ってもらいます。額面は商品代金の8割程度が目安です。
割引料は手形の割引と同じく手形売却損で処理します。手形にしなかった残額は売掛金です。
売上800,000円・荷為替の額面650,000円・割引料6,500円なら、次のように整理できます。
| 借方 | 金額 | 考え方 |
|---|---|---|
| 当座預金 | 643,500 | 650,000−6,500 |
| 手形売却損 | 6,500 | 割引料 |
| 売掛金 | 150,000 | 800,000−650,000 |
| (貸)売上 | 800,000 | 売上代金の総額 |
4-2. 受け取る側と未着品勘定
代金を支払う側が船荷証券などの貨物代表証券を受け取ったときは、未着品勘定(資産)で処理します。
未着品勘定は「商品を引き取る権利」を表す科目です。手元にまだ商品はなくても、権利は資産として記録するイメージですね😊
貨物代表証券は商品そのものを支配できる証券なので、銀行も担保として安心して受け取れます。だからこそ、手形の買い取りに応じてもらえるわけです。
うみおん😊
ここまでお疲れさまでした。手形の問題は図を描いて当事者を並べると、一気に見通しが良くなります。一緒にコツコツ積み上げていきましょう🐶
5. まとめ:手形3の重要ポイント ✅
今日の4つの論点を、最後にギュッとまとめておきますね。試験前の見直しにも使ってみてください。
🎯 今日のキーポイント
- 自己宛=手形債務、自己指図=手形債権
- 出戻り手形は、約束手形なら支払手形を消去、為替手形なら受取手形を計上
- 手形の更改は旧手形+利息=新手形。相殺して仕訳なしにはしない
- 荷為替の割引料は手形売却損、残額は売掛金。証券の受取側は未着品
今日もよく頑張りましたね😊 手形は当事者の関係さえ整理できれば怖くありません。一緒にコツコツ積み上げていきましょう🐶
📚 参考・出典
※本記事は筆者自身の学習メモです。試験対策としては必ず公式テキスト・予備校教材で裏取りしてください。


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