【税理士(簿記論)】有価証券の取得・売却を3ステップでわかりやすく解説

こんにちは、うみおんです🐶

今日のテーマは【有価証券】の入り口、「取得・債券の利息・売却」です。

有価証券って、株式と社債が混ざってきて最初はとっつきにくいんですよね。私も学習し始めの頃は端数利息で頭がこんがらがっていました😅

今回は試験で問われやすいポイントまで、3つのパートに分けて一緒に整理していきましょう✨

📌 この記事の要点

  • 取得原価は「購入代価+付随費用(購入手数料)」で計算します💡
  • 利払日以外に債券を売買すると「端数利息」のやり取りが発生します
  • 売却単価は移動平均法・総平均法で付け替え、手数料の扱いに注意します
目次

1. 有価証券の取得をおさえよう

1-1. 取得原価の考え方

はじめに、株式と社債のちがいを軽く整理しておきましょう。株式は返済不要の資金を集めるため、社債は長期の借入金に近い性質を持っています。

そのため、株式を持つ側は利益を財源にした配当金を、社債を持つ側は利益の有無にかかわらず定期的な利息を受け取れます。

有価証券の取得原価は、買った値段(購入代価)に、購入手数料などの付随費用を足した金額になります。

「手数料も取得原価に含める」という発想は、商品や固定資産の取得と同じ流れですね😊

数え方の単位も大切です。株式は「株数」、債券は「口数(くちすう)」で数えます。

区分 取得原価の中身 数える単位
株式 購入代価+購入手数料 株数
債券 購入代価+購入手数料 口数

かんたんな例で確かめてみましょう。1株1,000円の株式を100株買い、購入手数料が800円かかったとします。

このときの取得原価は「1,000円×100株+800円=100,800円」です。手数料の800円も忘れずに足すのがコツですね😊

うみおん

うみおん😉

ここがポイントなんですよね。「手数料は取得原価に含める」と最初に押さえておきましょう✨

1-2. 株式分割は仕訳不要

株式分割は、保有している株式が分割されて株数が増える出来事です。

ここで大事なのは、取得原価の総額は変わらないという点です。タダで株数だけ増えるイメージですね。

そのため仕訳は不要ですが、1株当たりの帳簿価額(平均単価)は下がります。問題では、この単価の低下を計算させる出題がよくあります📝

2. 債券の利息と端数利息

2-1. 端数利息のしくみ

債券の利息は、保有していた期間に応じて受け取るのが本来の姿です。

そのため、利払日以外の日に債券を売買すると、前回の利払日から売買日までの利息を清算する必要があります。これが「端数利息」です。

具体的には、購入した側が売却した側へ端数利息を支払います。そして次の利払日に、購入側が利息の全額を発行会社から受け取ります。

計算は「額面金額 × 利率 × 経過月数 ÷ 12」の月割りが基本です。月数は指折りで数えるのが鉄則ですよ✋

例えば、額面500,000円・年利2%の社債を7月1日に取得したとします(利払日は9月末と3月末)。

この場合の端数利息は「500,000円×2%×3か月÷12=2,500円」。直前の利払日からの経過分を、購入側が支払う計算になります。

うみおん

うみおん📝

試験ではこの端数利息が本当によく狙われます。「購入側が支払う」という向きを、必ず手を動かして覚えてみてください💡

2-2. 決算時の見越計上

利払日と決算日がずれていると、まだ受け取っていない利息が発生します。

この場合、決算で「未収有価証券利息」を計上して、当期分の利息を正しく収益に取り込みます。これを見越計上といいます。

場面 処理のイメージ
利払日以外に購入 端数利息を支払う(借方:有価証券利息)
利払日 利息を受け取る(貸方:有価証券利息)
決算日 未収分を見越計上(未収有価証券利息)

購入時に借方へ立った有価証券利息は、受取や見越計上を経て、最終的には必ず貸方残高に落ち着きます😊

損益計算書に載る有価証券利息は、この貸方残高として表示されます。途中の借方残高に惑わされないよう気をつけたいですね。

3. 有価証券の売却と単価

3-1. 移動平均法と総平均法

同じ銘柄を複数回に分けて買うと、1株当たりの単価が変わります。売却するときは、この単価を付け替えて計算します。

移動平均法は、売却した時点までの受入だけで単価を計算します。一方の総平均法は、売却より後の受入まで含めて計算します。

この違いがあるため、総平均法では売却時点の仕訳をその場で確定できません。問題でも売却時の仕訳は基本的に問われないんですよね。

方法 単価計算に含める受入
移動平均法 売却時点までの受入
総平均法 売却より後の受入も含める

3-2. 売却手数料の扱い

売却手数料は「売却損益に加減する方法」で処理することが多いです。

この場合、手数料を差し引いた後の手取額をベースに売却損益を計算するので、支払手数料を費用として別に計上しません。

「手取額で処理する」と問題文にあったら、手数料は売却損益に含める、と反射的に動けるようにしておきたいですね💡

こちらも数字で確認しましょう。1株1,210円で200株を売り、売却手数料600円を差し引かれたとします。

手取額は「1,210円×200株−600円=241,400円」。この手取額と、売却した株式の帳簿価額との差が売却損益になります。

4. まとめ:3ステップで整理

今日の有価証券の基本を、3つのステップで振り返ってみましょう。

  1. 取得:取得原価=購入代価+付随費用。株式分割は仕訳不要で単価だけ低下。
  2. 利息:利払日以外の売買は端数利息を清算。決算は未収分を見越計上。
  3. 売却:単価は移動平均法・総平均法で付替。手数料は売却損益に加減。

🎯 今日のキーポイント

「取得原価=代価+手数料」「端数利息は購入側が支払う」「売却単価は付替・手数料は損益に加減」。この3つを押さえれば、有価証券の基本問題はぐっと解きやすくなります✨

今日も一歩前進ですね。一緒にコツコツ積み上げていきましょう🐶

うみおん

うみおん😊

ここまでお疲れさまでした。端数利息は手を動かすほど得意になりますよ。一緒にがんばりましょう🐶

※本記事は筆者自身の学習メモです。試験対策としては必ず公式テキスト・予備校教材で裏取りしてください。

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この記事を書いた人

|資格勉強|ブログ運営|趣味は旅行|TOEIC850|中小企業診断士|簿記2級|FP2級|

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