こんにちは、うみおんです🐶
今日のテーマは【有価証券の配当金と、発生・消滅の認識】です。
配当金って「もらったら収益」と思いがちなんですよね。私も最初はそう決めつけて、資本剰余金からの配当で見事に間違えました💦
さらに約定日基準と修正受渡日基準という2つの認識基準も出てきます。今回は3つのパートに分けて、一緒に整理していきましょう✨
📌 この記事の要点
- 配当金の処理は「財源」と「保有目的」の2軸で決まります💰
- 有価証券の発生・消滅は約定日基準が原則、修正受渡日基準は例外です📅
- どちらの基準でも損益を認識する時点は同じになるよう調整されています🧮
1. 配当金の受取りは「財源」と「保有目的」で決まる 💰
1-1. 利益剰余金が財源なら、迷わず受取配当金
配当の財源が繰越利益剰余金などの利益剰余金であれば、話はシンプルです。
保有目的が何であっても、受け取った金額は営業外収益の受取配当金として処理します😊
会社が稼いだ利益の分配を受けたわけですから、素直に収益とみるわけですね。
1-2. 資本剰余金が財源なら、保有目的で分かれる
ややこしいのはこちらです。財源がその他資本剰余金の場合、性格としては株主が出した元手の払い戻しにあたります。
そのため原則として収益ではなく、持っている有価証券の帳簿価額を減らす処理をします📉
ただし売買目的有価証券だけは別扱いです。保有期間が短く株主としての性格が薄いため、財源を問わず受取配当金に計上します。
| 保有目的 | 利益剰余金が財源 | 資本剰余金が財源 |
|---|---|---|
| 売買目的有価証券 | 受取配当金 | 受取配当金 |
| その他有価証券 | 受取配当金 | 投資有価証券を減額 |
| 関係会社株式 | 受取配当金 | 関係会社株式を減額 |
たとえば資本剰余金を財源とする配当100,000円をその他有価証券で受け取ったなら、借方が現金預金、貸方が投資有価証券となります。
同じ条件でも関係会社株式として持っているなら、貸方は関係会社株式です。減らす勘定科目が変わるだけ、と考えると覚えやすいですよ📝
うみおん😉
まずは「財源はどっち?」→「保有目的はどれ?」の順に確認するのがコツなんですよね。この順番を固定しておくと迷いません✨
2. 有価証券の発生と消滅は2つの認識基準がある 📅
証券取引所を通じた売買では、契約した日と実際に受け渡す日が数日ずれます。
この「いつ帳簿に載せる(消す)か」を決めるのが認識基準です。ここで発生は取得、消滅は売却などの処分を指します。
2-1. 原則は約定日基準
約定日基準は、売買契約を結んだ日に取得と処分を認識する考え方で、こちらが原則になります。
買手は約定日に有価証券と未払金を計上し、売手は約定日に有価証券を減らして売却損益を出します。ふだん通りの仕訳でよいわけですね😊
2-2. 例外としての修正受渡日基準
一方の修正受渡日基準は、有価証券そのものの発生と消滅は受渡日に認識します。
ただし損益だけは先取りします。売手は約定日に売却損益を、買手は決算日に評価損益を認識するのです。
値動きのリスクを負う人が損益を負担すべき、という発想で修正が加えられた形ですね💡
ちなみに、単純に受渡日ですべてを認識する受渡日基準は、現在の基準では採用できません。
損益の計上時期が遅れてしまうという問題があったため、認識時点を約定日基準にそろえる修正が入ったわけです。
| 場面 | 約定日基準 | 修正受渡日基準 |
|---|---|---|
| 売手の約定日 | 消滅と売却損益を認識 | 売却損益のみ認識 |
| 買手の約定日 | 発生を認識 | 仕訳不要 |
| 買手の決算日 | 時価評価する | 時価評価する |
| 受渡日 | 代金の決済のみ | 発生・消滅と決済 |
うみおん📝
試験では「買手の約定日は仕訳不要」「売手の約定日は損益だけ」の2つが本当によく狙われます。手を動かして覚えてみてください💡
3. 計算例で流れをつかむ 🧮
X1年3月29日に、甲社が帳簿価額1株2,500円のA社株式1,000株を、1株2,700円で乙社に売る契約をしたとします。
受渡しは翌期のX1年4月2日、決算日である3月31日の時価は1株2,800円、評価差額は洗替え方式とします。
3-1. 売手(甲社)はどうなるか
約定日基準なら3月29日に、未収金2,700,000円と有価証券2,500,000円を計上し、差額200,000円が売却益です。
修正受渡日基準では3月29日に有価証券200,000円を増やして売却損益200,000円を出すだけになります。
どちらも売却益は同じ200,000円で、決算整理は不要です。売った資産はもう時価評価しませんからね😊
3-2. 買手(乙社)はどうなるか
約定日基準なら3月29日に有価証券2,700,000円と未払金を計上します。修正受渡日基準では、この日は仕訳不要です。
ところが決算日の処理は両者とも同じで、時価2,800円との差額100,000円を評価益として計上します。
洗替え方式なので、翌期首の4月1日に同額を戻し入れ、受渡日の4月2日に代金2,700,000円を支払う流れになります。
⚠️ 買手が受渡前でも決算で時価評価する点が、修正受渡日基準の最大のひっかけです。「まだ持っていないのに評価するの?」と感じたら正解です。損益の時点をそろえるための調整だと考えてみてください。
4. まとめ:試験で狙われるポイント ✨
配当金は財源と保有目的の2軸、発生・消滅は原則と例外の2基準。整理する軸さえ決めてしまえば、迷いはぐっと減ります。
特に修正受渡日基準は、資産の認識時点と損益の認識時点がずれるところが山場です。表で並べて覚えるのがおすすめですよ📖
💎 今日のキーポイント
- 売買目的なら財源を問わず受取配当金、それ以外は資本剰余金分を帳簿価額から減額🔑
- 原則は約定日基準、修正受渡日基準は例外という位置づけ📅
- 売手は約定日に売却損益、買手は決算日に評価損益。基準が違っても損益の時点は同じ🧮
- 修正受渡日基準の買手は、約定日は仕訳不要でも決算日は時価評価する⚠️
うみおん😊
ここまでお疲れさまでした。表を1枚書き写すだけでも定着度がぐんと変わりますよ。一緒にコツコツ積み上げていきましょう🐶
今日も一歩前進ですね。明日の自分がラクをできるように、今日のうちに軸を整理しておきましょう🌱

※本記事は筆者自身の学習メモです。試験対策としては必ず公式テキスト・予備校教材で裏取りしてください。


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