【税理士(簿記論)】引当金の処理を試験頻出6パターンでわかりやすく解説

こんにちは、うみおんです🐶

今日のテーマは【引当金の処理】です。引当金って、種類が多くて「どれをいつ設定して、いつ取り崩すの?」と迷子になりやすいんですよね。私も最初はごちゃごちゃになっていました。

今回は試験で狙われやすい6つの引当金を、仕訳の流れに沿って一緒に整理していきましょう✨

📌 この記事の要点

  • 引当金の処理は「決算で設定」→「翌期に取り崩し」の2ステップが基本です。
  • 賞与引当金は支給対象期間の当期帰属分だけを按分計上します。
  • 役員賞与引当金の取り崩しは支給時ではなく株主総会の決議時です。
  • 債務保証損失引当金は、弁済したときに貸倒引当金へ振り替えます。
目次

1. 引当金の処理は「設定」と「取り崩し」の2ステップ

引当金は、将来の費用や損失に備えて、当期のうちに見積り計上しておく金額です。どの引当金でも、処理の骨組みはほぼ同じなんですよね。

まずは決算で「◯◯引当金繰入額」を費用計上し、「◯◯引当金」を貸方に立てます。そして翌期に実際の支出があったとき、その引当金を取り崩します。

なぜこんなことをするかというと、費用は原因が発生した期に計上するのが原則だからです💡 翌期に支払う賞与でも、原因が当期にあるなら当期の費用として先取りしておくわけですね。

タイミング 借方 貸方
決算(設定) ◯◯引当金繰入額 ◯◯引当金
翌期(取崩し) ◯◯引当金 現金預金 など
うみおん

うみおん😉

まずは「設定して、翌期に取り崩す」という骨組みを頭に入れておきましょう。ここが全部の引当金に共通する土台なんですよね✨

2. 費用の引当金は「見積り→設定→取り崩し」で押さえる

2-1. 賞与引当金:支給対象期間の按分がカギ

賞与引当金は、翌期に支給する賞与のうち、支給対象期間が当期に帰属している部分だけを計上します。

たとえば翌期6月支給の賞与が450,000円、支給対象期間が12月〜5月の6か月だとします。このうち当期に帰属するのは12月〜3月の4か月分ですね。

繰入額は 450,000円 × 4か月 ÷ 6か月 = 300,000円 となります。この金額を賞与引当金繰入額として費用計上します。

ここで注意したいのが「ひっかけ」です。翌期12月支給の賞与見込額が資料に書いてあっても、その支給対象期間が当期に一切かからないなら、当期末に引当金を計上する必要はありません。

うみおん

うみおん📝

「見込額をそのまま繰り入れる」と早とちりしないことがポイントです。必ず対象期間のうち当期分だけを月割りしてみてください💡

2-2. 製品保証引当金・修繕引当金:設定額の求め方が違う

製品保証引当金は、当期に売った製品の無償修理に備えるものです。設定額は「売上高 × 設定率」で求めます。売上高6,000,000円の5%なら300,000円ですね。

修繕引当金は、翌期に予定される修繕に備えるもので、設定額は見込まれる修繕費用そのものです。

どちらも翌期に実際の支出があったとき、まず引当金を取り崩します。そして支出額が引当金を超えた差額は、その期の費用(製品保証費や修繕費)として計上します。

たとえば修繕引当金500,000円を積んでいて、翌期の修繕費が550,000円かかったとします。差額の50,000円は翌期の修繕費として計上する、というイメージです📝

2-3. 役員賞与引当金・役員退職慰労引当金:取り崩しのタイミング

役員賞与引当金は、株主総会の決議を支給要件としている場合に設定します。決算時点ではまだ見込みなので、引当金を立てておくわけです。

そして株主総会で決議されると、引当金を「未払役員賞与」という確定債務へ振り替えます。取り崩すのは支給時ではなく決議時、という点がよく問われます。

役員退職慰労引当金は、毎期末の要支給額に応じて少しずつ積み増していきます。繰入額は「当期末要支給額 × 割合 − 前期までの設定額」で計算します。

引当金 設定額の考え方 取り崩すタイミング
賞与引当金 見込額×当期帰属月数按分 賞与の支給時
役員賞与引当金 支給予定額の全額 株主総会の決議時
役員退職慰労引当金 要支給額×割合−前期設定額 退職慰労金の支給時

3. 債務保証損失引当金:弁済時に貸倒引当金へ振り替える

債務保証損失引当金は、他社の債務を肩代わりして弁済する可能性に備える引当金です。保証先が経営破綻したときなどに、債務額と同額を設定します。

その後、実際に自社が弁済すると、肩代わりした分を相手に請求する権利(求償権)が生まれます。相手が経営破綻していれば、この求償権は「破産更生債権等」に計上します。破綻に至っていなければ「未収金」です。

そして、それまで積んでいた債務保証損失引当金は、弁済時に貸倒引当金へ振り替えます。求償権はすでに回収が危ぶまれるため、貸倒れに備える形に切り替えるイメージですね。

つまり「弁済で現金が出ていく」処理と「引当金を貸倒引当金へ振り替える」処理の2本立てになります⚠️ 仕訳が2行に分かれる点は、本番でうっかり片方を忘れやすいので気をつけたいところです。

うみおん

うみおん😊

ここまでお疲れさまでした。引当金は「いつ設定し、いつ取り崩すか」を1つずつ押さえれば必ず整理できます。一緒にコツコツ積み上げていきましょう🐶

4. まとめ:設定と取り崩しのタイミングで整理する

引当金の処理は、種類ごとに設定額の求め方と取り崩すタイミングが少しずつ違います。丸暗記よりも、仕訳の流れで理解しておくと本番で迷いません✨

特に賞与引当金と役員賞与引当金は出題頻度が高いので、繰入額の計算と取り崩しの時期を優先して固めておきたいところです。

今日のキーポイント🔑

  • 賞与引当金は支給対象期間の当期帰属分を月割り按分する。
  • 製品保証は売上高×率、修繕は見込額。超過分は費用計上。
  • 役員賞与引当金の取り崩しは株主総会の決議時。
  • 債務保証損失引当金は弁済時に貸倒引当金へ振り替える。

今日も一歩前進ですね。少しずつでも積み重ねれば、引当金は得点源になりますよ。一緒に頑張りましょう🐶💪

引当金の処理のまとめインフォグラフィック
▲ 今日のまとめを1枚で整理

※本記事は筆者自身の学習メモです。試験対策としては必ず公式テキスト・予備校教材で裏取りしてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

|資格勉強|ブログ運営|趣味は旅行|TOEIC850|中小企業診断士|簿記2級|FP2級|

コメント

コメントする

目次