【税理士(簿記論)】リース取引の貸手の処理を3つの方法でわかりやすく解説

こんにちは、うみおんです🐶

今日のテーマは【リース取引の貸手の処理】です。借手はよく学びますが、貸手は後回しにしがちですよね。

私も最初は「売上と売上原価をどこで立てるの?」と迷いました。3つの方法を軸に、一緒に整理していきましょう✨

📌 この記事の要点

  • 貸手はリース料の受取を売上高、リース物件の仕入を売上原価とします📈
  • 資産は所有権移転ならリース債権、移転外ならリース投資資産
  • 処理方法は第1法・第2法・第3法の3つ。各期の利益はどれも同額です
  • 決算では繰延リース利益で未実現の利息を翌期以降へ繰り延べます
目次

1. まずは全体像:貸手から見たリース取引🔍

借手の処理を学んだあとだと、貸手は「その反対側」と捉えると入りやすいです。

1-1. 売上と売上原価をどう捉えるか

貸手はリース会社などをイメージすると分かりやすいです。物件を仕入れて相手に貸す立場ですね。

このとき、受け取るリース料が売上高になります。そしてリース物件の仕入額が売上原価となります。

まずは「貸手=物件を売って利息を稼ぐ側」というイメージを持っておきましょう😊

差額である売上総利益が、実質的には受取利息にあたると考えると腑に落ちますよ。

貸手の処理は総合問題ではあまり出ませんが、個別問題ではしっかり問われることがあります。

だからこそ科目と流れを整理しておくと、本番で確実に得点しやすくなりますよ。

1-2. 2つの資産科目を区別する

貸手が計上する債権の科目は、リースの種類で変わります。ここは試験でも狙われやすいポイントです。

リースの種類 使う資産科目
所有権移転ファイナンス・リース リース債権
所有権移転外ファイナンス・リース リース投資資産

違いは債権を示す科目だけ、と割り切ると覚えやすいですよ💡

リース投資資産は、将来のリース料を受け取る権利と見積残存価額から成る資産です。

主たる営業なら流動資産、そうでなければ一年基準で区分される点も置いておきましょう。

うみおん

うみおん😉

所有権移転は「債権」、移転外は「投資資産」。セットで押さえておきましょう✨

2. 3つの処理方法を比べる(第1法・第2法・第3法)📝

貸手には売上の立て方が3通りあります。どれも最終的な各期の利益は変わりません。

主たる営業なら第1法か第2法、そうでなければ第3法が相応しいとされています。

2-1. 第1法:開始日に全額計上

第1法は、リース取引の開始日に売上高と売上原価を全額計上する方法です。

相手勘定はリース債権(移転外はリース投資資産)です。もっとも素直な考え方ですね。

物件の仕入はいったん仕入勘定を通さず、開始日に売上と原価を同時に計上すると考えます。

この方法は、リース取引を主たる営業とする会社で採られることが多い考え方です。

2-2. 第2法:受取時にその都度計上

第2法は、リース料を受け取るたびに売上高と売上原価を計上する方法です。

開始日にはリース債権だけを立て、回収の進みに合わせて売上を認識していきます。

売上の計上が回収と連動するので、期間ごとの動きをイメージしやすい方法ですね。

開始日にまとめて利益が出ないため、初年度の決算整理は基本的に不要になります。

2-3. 第3法:売上を立てず利息だけ配分

第3法は、売上高そのものを計上せず、利息相当額を各期へ配分する方法です。

リース取引が主たる営業でない会社に向く考え方だとされています。

売上総利益は出ませんが、受取利息のかたちで毎期の利益が計上されていきます。

方法 売上・原価の計上タイミング
第1法 開始日に全額を一括計上
第2法 リース料の受取時に都度計上
第3法 売上は立てず利息のみ配分
うみおん

うみおん📝

どの方法でも各期の利益は同じ利息相当額になります。ここが試験で問われやすいですよ💡

3. 決算整理:繰延リース利益で利益を各期へ🧮

3-1. なぜ調整が必要なのか

第1法では開始日に売上と原価を全額立てるため、初年度に利益がまとめて出てしまいます。

でも本来の利益は、その期に回収したリース料に見合う利息部分だけのはずですよね。

開始時点ではまだ回収していない利息まで利益にしてしまうと、期間配分がゆがみます。

3-2. 繰延リース利益で繰り延べる

そこで未回収分に含まれる利息を、繰延リース利益として翌期以降へ繰り延べます。

翌期以降は回収に応じて戻し入れ、利益を各期へ按分していきます。

なお繰延リース利益は、B/S上ではリース債権と相殺して表示する点にも注意しましょう😊

3-3. 数字でイメージしてみる

たとえば売上高90・売上原価60なら、差額の30が利益の総額になります。

この30を3年で回収するなら、本来は各期10ずつが正しい利益ですよね。

項目 金額
売上高 90
売上原価 60
利益総額(利息相当) 30(各期10)

初年度に30を全部計上すると出しすぎなので、繰延リース利益で20を翌期以降へ回します。

翌期・翌々期に10ずつ戻し入れれば、3期とも利益は10で揃うという流れです。

4. まとめ:試験での押さえどころ🎯

貸手の処理は、売上と原価の考え方さえ掴めば整理しやすい論点です。

まずは資産科目の使い分けと、3つの方法で利益が同額になる点を押さえましょう。

問題文では「所有権移転かどうか」「どの処理方法か」がヒントになります。

条件を丁寧に読み取れば、仕訳の骨格は自然と見えてきますよ。

借手の処理とあわせて眺めると、取引の全体像がぐっと立体的になります。

うみおん

うみおん😊

ここまでお疲れさまでした。一歩ずつ、一緒にコツコツ積み上げていきましょう🐶

💡 今日のキーポイント

  • 貸手はリース料=売上・リース物件=売上原価で捉える
  • 所有権移転はリース債権、移転外はリース投資資産
  • 第1・第2・第3法いずれも各期の利益は利息相当額で同額
  • 繰延リース利益で未実現の利息を繰り延べ、B/Sは相殺表示

今日も一歩前進ですね。焦らず一緒に積み上げていきましょう🐶✨

リース取引 貸手の処理のまとめインフォグラフィック
▲ 今日のまとめを1枚で整理

※本記事は筆者自身の学習メモです。試験対策としては必ず公式テキスト・予備校教材で裏取りしてください。

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この記事を書いた人

|資格勉強|ブログ運営|趣味は旅行|TOEIC850|中小企業診断士|簿記2級|FP2級|

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