【税理士(簿記論)】原価率の計算を2つの視点でわかりやすく解説

こんにちは、うみおんです🐶

今日のテーマは【原価率の計算】です。原価率って、数字をどこから拾えばいいのか最初は迷いますよね😅

私も学習し始めの頃は、売上値引や売上戻りが出てくると「あれ、どっちを使うんだっけ?」と手が止まっていました。

今回は、原価率と利益率のキホンから値引・戻りの扱いの違いまで、2つの視点で一緒に整理していきましょう✨

📌 この記事の要点

  • 原価率は「原価 ÷ 売価」で求め、問題で与えられるのは売価設定時(事前)の原価率です📊
  • 売上戻り(返品)は原価率に影響しません。一方で売上値引は原価率に影響します⚠️
  • 売上原価を「売上高 × 原価率」で出すときは、戻り考慮後・値引考慮前の売上高を使います💡
目次

1. 原価率と利益率のキホン🧮

1-1. 原価率は「原価 ÷ 売価」

原価率とは、売価に対して原価がどれくらいの割合を占めるかを表した数字です。

計算式はシンプルで、原価率 = 原価 ÷ 売価 となります。

たとえば原価率が80%なら、100円で売った商品の仕入原価が80円だった、というイメージですね。

そして利益率は 1 - 原価率 で求められます。原価率80%なら利益率は20%です。

1-2. 与えられる原価率は「事前」のもの

ここが最初のポイントです。問題文の原価率は、ほぼ売価設定時(事前)の原価率を指します😉

決算後に結果として計算される「事後の原価率」が資料に出てくることは、基本的にありません。

「与えられた原価率=売価を決めたときの割合」と押さえておくと、後の処理で迷いにくくなります。

うみおん

うみおん😉

まずは『原価率=原価÷売価』『利益率=1-原価率』をセットで覚えてみてください。ここが土台になりますよ✨

2. 売上値引と売上戻りの決定的な違い⚖️

原価率の問題でいちばんつまずきやすいのが、売上値引と売上戻りの扱いの違いです。

2-1. 売上戻り(返品)は原価率に影響しない

売上戻りは、販売した取引そのものをなかったことにする返品です。

売価と原価がセットで取り消されるので、原価率(売価と原価の割合)は変わりません🙆

そのため、売上高は戻りを差し引いた後の金額を使って考えていきます。

2-2. 売上値引は原価率に影響する

一方の売上値引は、売った後に売価だけを引き下げる処理です。

原価はそのままで売価だけが下がるため、結果的に原価率が上がってしまいます⚠️

だからこそ、売価設定時の原価率は値引を考慮する前の売上高に対応している、と考えるのが大切です。

項目 売上戻り(返品) 売上値引
原価率への影響 影響しない 影響する
売上高の扱い 戻り後の金額を使う 値引前の金額を使う
イメージ 取引そのものの取消 売価だけを引き下げ

数字でも確認しましょう。売上原価810円、戻り後・値引前の売上高900円なら、原価率は 810 ÷ 900 = 0.9(90%)と判明します🔍

うみおん

うみおん📝

試験ではこの『戻りは影響なし・値引は影響あり』が本当によく狙われます。表をそのまま頭に入れておくと安心ですよ💡

3. 記帳方法が変わっても考え方は同じ📚

原価率の問題は、三分法・分記法・総記法・売上原価対立法のどの記帳方法でも出題されます。

一見ややこしく見えますが、原価率の使い方そのものは共通なので安心してくださいね😊

3-1. 記帳方法は「前T/Bの科目」で見抜く

どの記帳方法かは、前T/B(決算整理前残高試算表)に並ぶ勘定科目から判断できます。

記帳方法 前T/Bの手がかり 攻略のポイント
三分法 繰越商品・仕入・売上 売上原価BOXで逆算
分記法 商品・商品販売益 利益率から売価を逆算
総記法 商品(貸方残あり) 商品勘定で販売益を把握
売上原価対立法 商品・売上原価・売上 決算整理が不要

3-2. 共通する解き方の流れ

どの方法でも、値引考慮前の売上高を起点にするのが基本の流れです。

①値引前の売上高を求め、②原価率を掛けて売上原価を出し、③BOX図や勘定分析で仕入や期末商品をつなげていきます。

最後に、P/Lや後T/Bに載せる売上高は値引を差し引いた後の金額に戻す、という点だけ忘れないようにしましょう。

3-3. 三分法の具体例で流れをつかむ

数字でイメージをつかんでおきましょう。三分法で、原価率80%の会社を例にします🧮

前T/Bの繰越商品が32,000円、仕入が459,000円、期末商品が35,000円だったとします。

また、売上値引2,000円と売上戻り1,500円はすでに適正に処理済みとします。

① 売上原価:期首32,000 + 仕入459,000 - 期末35,000 = 456,000円

② 値引前の売上高:456,000 ÷ 0.8(原価率)= 570,000円

③ 値引後の売上高:570,000 - 2,000(売上値引)= 568,000円

ポイントは②で、売上原価を原価率で割り戻すと値引前の売上高が出てくることです💡

そこから値引2,000円を引いて、ようやく後T/Bに載る売上568,000円にたどり着きます。

戻り1,500円は原価率に影響しないので、この逆算で特別な調整がいらない点もスッキリしますね😊

補足として、利益率から考えるパターンも押さえておくと安心です。原価率75%なら利益率は25%で、売価は利益を0.25で割っても求められます🔢

分記法や総記法では、この利益率を使って売価をさかのぼる場面が多いので、原価率とセットで意識しておきましょう。

4. まとめ:原価率攻略の2つの視点🎯

今回のポイントを、2つの視点に絞って振り返ります。

1つ目は「与えられる原価率は事前のもの」という視点、2つ目は「戻りは影響なし・値引は影響あり」という視点です。

この2つを軸にすれば、記帳方法が変わっても落ち着いて対応できるはずです😊

うみおん

うみおん😊

ここまでお疲れさまでした。値引と戻りの違いは、慣れれば必ず武器になります。一緒にコツコツ積み上げていきましょう🐶

✨ 今日のキーポイント

原価率は「原価 ÷ 売価」。問題の原価率は事前のものです。売上原価を出すときは戻り後・値引前の売上高を使い、P/Lの売上高は値引後に戻す——この流れを押さえれば原価率はぐっと得意になります🐶

今日も一歩前進ですね。焦らず、一緒にコツコツ積み上げていきましょう🐶✨

※本記事は筆者自身の学習メモです。試験対策としては必ず公式テキスト・予備校教材で裏取りしてください。

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この記事を書いた人

|資格勉強|ブログ運営|趣味は旅行|TOEIC850|中小企業診断士|簿記2級|FP2級|

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