【税理士(簿記論)】商品売買の記帳4方法と払出単価をわかりやすく解説

こんにちは、うみおんです🐶

今日は【一般商品売買】の総まとめ演習に取り組みます。商品売買って、記帳方法が何種類もあって最初は混乱しますよね😵

私も学習を始めたころは「同じ売上なのに、なぜ仕訳が違うの?」と何度も手が止まりました。今回は4つの記帳方法と3つの払出単価計算を、ひとつの問題でまるごと整理していきましょう✨

📌 この記事の要点

  • 商品売買の記帳は「分記法・総記法・売上原価対立法・三分法」の4本柱です。
  • 売上戻り・値引の調整は、記帳方法ごとに動かす勘定が変わります💡
  • 払出単価は「総平均法・移動平均法・先入先出法」の3つで結果が変わります。
  • 棚卸減耗損と商品評価損は、正味売却価額との比較がカギになります。
目次

1. まず全体像:商品売買の記帳は4つ🧮

今回の演習は、1つの会社が商品ごとに違う記帳方法を使う、という少し意地悪な設定です。

だからこそ、4つの方法を横並びで比べる絶好の機会なんですよね。それぞれの特徴を先に押さえましょう。

1-1. 4つの記帳方法の違い

記帳方法 使う主な勘定 売上原価を出すタイミング
分記法 商品/商品販売益 売上のつど(利益も同時)
総記法 商品(1本) 決算でまとめて
売上原価対立法 商品/売上/売上原価 売上のつど
三分法 仕入/売上/繰越商品 決算で算定

この演習では原価率が80%と決まっています。つまり売価の80%が原価、20%が利益という関係です。

この80%という数字が、戻りや値引の調整でずっと効いてくるんですよ📊

1-2. 三分法は決算で売上原価をつくる

三分法は、期中は仕入と売上だけを記録し、決算で売上原価をまとめて計算します。

いわゆる「仕入/繰越商品、繰越商品/仕入」の決算整理で、期首商品を足して期末商品を引く流れです。

今回のD商品は期末商品が「各自算定」でした。こういうときは、売価から原価率80%で売上原価を逆算し、貸借差額で期末商品を求めます。

うみおん

うみおん😉

まずは「どの勘定が動くか」を方法ごとにイメージできれば十分です。最初に全体像をつかんでおきましょう✨

2. 売上戻り・値引を方法別に調整する🔧

商品が返品されたり、値引きしたりしたとき、どの勘定をいくら動かすかが方法ごとに違います。

2-1. 分記法と売上原価対立法は「原価」と「利益」を分ける

分記法では、返品された商品の原価分を商品勘定に戻し、上乗せしていた利益を取り消します。

たとえば売価1,500の戻りなら、原価1,200(=1,500×80%)を商品へ、利益300を商品販売益から減らします。

売上原価対立法も考え方は同じで、売上と売上原価を別々に巻き戻すのがポイントです。

2-2. 総記法は商品勘定ひとつで動かす

総記法は仕入も売上もすべて商品勘定で処理します。

そのため、戻りや値引も商品勘定の増減として一括で記録し、決算で販売益を差額計算します。

取引 分記法での動き 総記法での動き
売上戻り 商品(原価)+販売益を取消 商品を増やす
売上値引 販売益を減らす 商品を増やす
仕入戻し 商品を減らす 商品を減らす

総記法では、決算で「販売益」を差額で求めるのが最大の山場です。

商品勘定の貸方(売価側)と借方(原価側)の差額が、その期の販売益になります。

今回のB商品は、戻り・値引・期末商品を整理したうえで、販売益14,800を貸借差額で計上しました。

うみおん

うみおん📝

試験では「方法を取り違えて勘定を動かす」ミスが本当に多いんです。どの方法かを最初に丸で囲む癖をつけてみてください💡

3. 払出単価は3つの方法で変わる📦

後半は商品有高帳の問題です。同じ受払データでも、払出単価の決め方で売上原価が変わります。

3-1. 総平均法・移動平均法・先入先出法

総平均法は期中の受入をまとめて1つの平均単価を出します。

移動平均法は仕入のたびに平均単価を更新し、先入先出法は古いものから順に払い出すと考えます。

方法 売上原価(減耗等考慮前) 特徴
総平均法 15,330,000円 計算がシンプル
移動平均法 14,976,000円 そのつど更新
先入先出法 15,000,000円 期末が新しい単価

3-2. 棚卸減耗損と商品評価損の出し方

棚卸減耗損は、帳簿数量と実地数量の差に単価を掛けて求めます。

商品評価損は、原価が正味売却価額を上回るときだけ計上する、という条件が大切です。

正味売却価額は、見積売価から見積販売直接経費を引いて計算します(今回は2,600−320=2,280円)。

総平均法では原価2,190が正味売却価額2,280より低いので、評価損は出ません。

一方で先入先出法は期末が2層に分かれ、単価2,400の層だけ評価損が発生します。ここが大きな差です⚖️

減耗損の数値も見ておきましょう。総平均法なら単価2,190×減耗100個=219,000円です。

同じ減耗100個でも、単価が方法ごとに違うので金額がずれていくんですよね。

3-3. 売上総利益で結果を比べる

最後に売上総利益まで出すと、3つの方法の差がはっきり見えてきます。

方法 売上総利益(減耗・評価損考慮後)
総平均法 4,651,000円
移動平均法 4,912,000円
先入先出法 4,750,000円

売上高は3方法とも同じ20,200,000円ですが、原価と評価損の差で利益が変わります。

どの方法を採るかで利益額が動く、という事実そのものが大事な学びです📈

うみおん

うみおん😊

「原価と正味売却価額のどちらが高いか」を毎回くらべる。これだけで評価損のミスはぐっと減ります。一緒に丁寧に確認していきましょう🐶

4. まとめ:得点の分かれ目はここ🎯

今日の演習は、商品売買の論点をひととおり横断できる良問でした。

記帳方法の見分け、原価率を使った戻りの調整、そして評価損の判定。この3つが押さえどころです。

特に評価損は「原価>正味売却価額」のときだけ、という条件を忘れないようにしましょう✨

💡 今日のキーポイント

①記帳は4方法、まず「どの勘定が動くか」を判別。②原価率80%で戻り・値引を原価と利益に分解。③評価損は原価が正味売却価額を上回る層だけに計上。この3点を押さえれば商品売買は安定して得点できます😊

今日も一歩前進ですね。一緒にコツコツ積み上げていきましょう🐶

※本記事は筆者自身の学習メモです。試験対策としては必ず公式テキスト・予備校教材で裏取りしてください。

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この記事を書いた人

|資格勉強|ブログ運営|趣味は旅行|TOEIC850|中小企業診断士|簿記2級|FP2級|

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